樋口 強(ヒグチ ツヨシ)
現 職
いのちの落語家・作家
経 歴
1952年、兵庫県生まれ。1975年、新潟大学法学科卒業後、東レ(株)入社。電子情報機材企画管理部長の要職として、新規事業立ち上げの最前線にいた1996年(43歳)に、悪性度が高く生存率が極めて低い肺小細胞がんを発病する。手術と抗がん剤治療で乗り越えたが、全身の強いしびれという後遺症は今でも続く。
術後5年を機に2001年から毎年、全国のがんの仲間と家族を招待して「いのちの落語独演会」を開催している。年ごとの新ネタを盛り込むいのちの落語『病院日記』が大きな反響を呼んでいる。
2005年に東レ(株)を自らの意思で退職し、現在は執筆活動の傍ら、いのちの大切さや生きる希望をテーマに落語と語りをセットにした独自のスタイルの「いのちの落語講演会」を、全国で開催している。
2011年、社会に感動を与えた市民に贈られる「シチズン・オブ・ザ・イヤー」受賞。
『いのちの落語講演会』
生きるはずのないがんを乗り越えてきた講師が自らの体験をもとにして紡ぎ出す『いのちの落語講演』は多くの人に感動と笑顔を届けます。
演台を使用した講演と、高座を設営した本格落語をセットにした合わせ技により1+1=3以上となって、講演と落語が相乗効果を発揮するよう組み立てており、他に類を見ない独自のスタイルです。
主な講演テーマ例
普通の生活の中で「本当の健康とは何か」を考えてみたとき、またがんとの長い闘病を通して患者の立場から見た医療への提言や、企業の職場を活性化させ社員が元気になれる講演など、目的に合わせてカスタマイズします。
※スタイルは◆講演+□落語のセットによる合わせ技。
◆講演 :生きてるだけで金メダル :笑いは最高の抗がん剤 :最近、あなたは笑えてますか :輝いて生きる三つの知恵 :医療者に求めること など |
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◆落語 いのちの落語 |
主な実績
◆地方自治体向け
高知県がんフォーラム基調講演
滋賀県学校保健研究大会記念講演
福島県健康講座記念講演
旭川市PTA研究大会記念講演
愛知県教育委員会いのちを考える学習会基調講演
釜石市健康づくりの集い記念講演 など他多数
◆医療機関向け
がんセンター公開講演(国立中央、東北、四国、愛知、呉など)
大学病院がん公開講座(東大、長崎大、慈恵医大、杏林大など)
がん研有明病院80周年記念講演
国立医療センターがん公開講演(大阪、神戸、姫路など)
看護協会総会記念講演(福岡県、千葉県、船橋市、山形市など)
薬剤師会記念講演(岩手県、山形県、熊谷市など)
国立がんセンター中央病院看護研究会記念講演
広島呉医療センターがん講演会
愛媛県糖尿病チーム医療研修会記念講演
九州医療システム研究機構定例講演会
山口県看護協会記念講演
熊本県作業療法士会特別講演
独協医科大学病院記念講演 など多数
◆企業向け
全日空健康保険組合記念講演
東レ社記念講演
日産自動車健康保険組合栃木記念講演
ファイザー社定例講演会
スヴェンソン社全体会議記念講演
アフラック社高知支社健康セミナー基調講演 など他多数
◆市民活動機関向け
「いのちに感謝の独演会」(9年連続開催中)
岩手ホスピスの会「樋口強いのちの落語講演会」(5年連続開催中)
札幌市民とともに創るホスピスケアの会記念講演
長野浄楽寺公開講座講演
新潟浄福寺公開講座講演 など他多数
◆メデイア向け
NHKテレビ「こころの時代」、NHKスペシャル「働きざかりのガン」
岩手放送テレビ「樋口強いのちの落語」 など他多数
参加者の声、主催者の声
<参加者>
・がんの夫が、となりで体を揺すって笑っていました。来てよかった。本当に来てよかった。
・泣いて笑って、元気になりました。体験に裏打ちされた話は説得力がありますね。
<主催者の声>
・こんなに笑いに包まれた講演会は初めて。企画した私の株が上がりました。
主な著書
■『津波もがんも笑いで越えて』 東京新聞出版局/2016年 |
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■『今だからこそ、良寛』 考古堂書店/2014年 | |
■『掴みとるいのち』 春陽堂書店/2011年 | |
■『笑いの海に飛び込めば、生きる手掛かりが見つかる』 ロングセラーズ/2011年 |
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■『最近 あなた笑えてますか』日本経済新聞出版社/2009年 | |
■『生きてるだけで金メダル』春陽堂書店/2007年 | |
■『つかむ勇気手放す勇気』春陽堂書店/2006年 | |
■『いのちの落語』文藝春秋/2005年 |