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中野 佐世子

中野 佐世子(ナカノ サヨコ)

現 職

淑徳短期大学兼任講師
草苑保育専門学校特任講師
法政大学手話講座講師
東京家政学院大学非常勤講師
ルーテル学院大学非常勤講師

経 歴

高校生の時に手話と出会い、大学入学後に本格的に手話を始める。
専攻は障害児保育。
1990年にスタートしたNHK教育テレビ(現 Eテレ)「手話ニュース」のキャスターとして2021 年 3 月 ま で 30 年 間 出演。
同時期、 淑徳短期大学で介護福祉士の養成をすることを機に、高齢者の心と身体についても学び始める。

東京家政学院大学では非常 勤講師として「障がい児保育」の講義を行っている。
ルーテ ル学院大学や東京薬科大学では高齢者や障害者との接し方等についての講義を担当。
また、バリアフリー啓発研修講師として全国各地の人権講演会を回るほか、企業や官庁の 研修講師も務めている。
2016 年 4 月 「MOVE東京」を設立

専門分野

障害児教育、社会福祉

主な講演テーマ例

「会社を(※)、社会をユニバーサルデザインに」
今年、4 月から「改正障害者雇用促進法」と「障害者差別解消法」が施行されました。「障害者差別解消法」は障害者への「差別的取り扱いの禁止」と「合理的配慮の提供」が定められている法律で、行政機関に対しては、合理的配慮の提供を義務付けています。また、民間事業者などは過大な負担にならない範囲で、障害者が利用しやすい様な配慮を求めています。合理的配慮とは、例えば段差をなくすなどの施設のバリアフリー化はもとより、車椅子の人のお手伝い、聴覚障害者が求めた場合には筆談を行い、視覚障害者には音声による読みあげ、知的障害者には分り易い表現を用いて説明するなどの配慮のことです。そこでまず私達は、合理的配慮を必要としている方々について正しく学ぶことから始めましょう。
※「会社を」は、「ホテルを」「銀行を」「松山を」等の企業名や自治体の名前に差し替えられます。
「心のバリアフリー~私たちが今すぐ出来ること~」
「心のバリアをはずして~私たちが今すぐ出来ること~」
足が不自由な人に席を譲ったら、「大丈夫です」断られた。補聴器を付けているので、大きな声で話したら、「分からない」と言われた。目が見えない人にエレベーターを勧めたら、「エスカレーターが良い」と言われた。「耳が聞こえません」と言うので、手話で話しかけたら、「手話は分かりません」と 言われた。目が見えない人が「趣味はカメラです」と言っていた。ペット不可のレストランで、大型犬を連れて食事をしている人が居た・・・。「???どうしてなのかしら???」と、貴方がずっと疑問に思っていた事はありませんか。もちろん、これらすべてに理由があります。そしてそのヒントは意外にも、私達が毎日使っ ている製品や街の中に表示されているマークに中にもあるのです。「ナルホド、そうだったのか!」と納得すると、笑顔が生まれます。心の中の見えないバリア(壁)を1つ1つ壊して、みんなが笑って暮らせる街づくりを進めましょう。
「目からうろこのバリアフリー~みんなが笑って暮らせる社会を目ざして~」
バリアフリーという言葉が社会に定着してから、ずいぶん時間が経ちました。 しかし、あなたの心の中には本当にバリア(壁)はありませんか?心のバリアフリーをすすめるために、まず障害者や高齢者のことを正しく知り、理解しましょう。正しい知識を得ると、人は優しくなれます。障害者の声に耳を傾けたなら、あなたはきっと変わるはずです。
「今日から始めるボランティア」
街の中で出会う高齢者や障害者、妊婦さん。 何かお手伝いをしたいのだけれど、何と声を掛けたらいいのかしら。 そんなことを考えたことはありませんか?ボランティアに興味はあるけれど、なかなか時間が取れなくて・・・。長く続ける自信も無いし・・・と、始める前から諦めてはいませんか?大丈夫! 講習会に通わなくても、サークルに入会しなくても、毎日の生活の中で、今日から始められるボランティアはたくさんあります。例えば、あなたが車のハンドルを握った時、自転車に乗った時、エスカレーターに並んだ時、心掛けている事は何でしょう。 交通安全?マナー?そこにもう1つ、「私とは違う見え方・聞こえ方・歩き方の人が居る」 と言う<優しさの視点>を加えてみて下さい。「クラクションをならしたのに避けなかった」「自転車ですれ違った高齢者が転倒した」、「ルールを守らず反対側に立っている」、どうしてなのかしら・・・と今まで不思議に思っていたことがスッキリ解決します。正しく知ること!  それがボランティアの第一歩です。
「手のひらにことばを乗せて」
街角で、喫茶店で、あなたは手話を見かけたことがありませんか?手のひらと指の動きだけで、どんな話ができるのかしら・・・と不思議に思っていませんか? 音声の言葉と同じように、手話で伝えられないことはありません。何でも伝えることができるのです。さあ、未知の世界へと私がご案内いたしましょう。
<手話の説明 ・ 挨拶の表現 ・ 手話の歌 などを致します。>
「手話講座~はじめの一歩~」
聴覚障害とは、単に「聞こえない」と言う障害にとどまらず、情報が得にくい、人とのコミュニケーションが取りにくい、そのために時には生命に関わる問題を引き起こす障害です。しかし、私たちが手話で話せたらどうでしょう?災害時の情報が伝わり、より良い方法を話し合い、助け合うことができます。私たちの前に立ちはだかるコミュニケーションの「障壁・障害」は消え去るのです。誰もが笑って暮らせる街づくりを目指して、貴方も楽しく手話を学んでみませんか?
「手話で遊ぼう、手話で歌おう」
手話って難しい? いいえ、そんなことありません。皆で歌って、ゲームで遊んでいるうちに、自然に手話が身につきます。そして手話に触れることは耳の聞こえない人のことを知るきっかけにもなります。子ども達なら指遊びの中に手話を取り入れたり、ジャンケンを手話でやってみるのはどうでしょう?遊びながら 歌いながら、楽しく・のびのび・自然に手話に親しんで、手話を好きになってください。今 流行の「脳トレ」も手話で指を使えば、効果倍増?かも知れません。楽しく笑いながら、手話を覚える。そんな出会いをお約束します。
「手話で脳トレ」
今や日本女性の平均寿命は86歳、男性は79歳!最後まで頭も身体も元気でいたい。そんな皆様のために<手話で脳のトレーニング>ゲームをご用意致しました。前頭前野が活性化することで、集中力がアップし、物忘れが減る ・・・ かもしれません。上手く出来なくても大丈夫!!笑いながら手を動かすだけで、アラ不思議。 なんだか頭がスッキリした感じ。さあ、ご一緒に<楽しい脳の若返り>にチャレンジしてみましょう。
「NHK手話ニュースの舞台裏」
NHK手話ニュースをご覧になったことがありますか?1990年4月2日にスタートしました。日々起こる出来事を理解し、手話で伝えることにはどんな難しさがあるのか?ニュースの素人だった私が何に戸惑い、どんな失敗を重ねてきたのか?生放送の現場を、カメラの裏側からお伝えします。

主な実績

<企業>
みずほ銀行、みずほ信託銀行、三菱信託銀行、農林中央金庫、JR西日本・その関連企業多数、JR東日本横浜支社、京急電鉄、東京海上日動火災保険株式会社、住友生命、かんぽ生命、NHKスタジオパーク、NHK放送博物館、NHK川口アーカイブス、大成建設、イオン、サントリー、ホンダ、資生堂、東芝、関西電力、きんでん、大阪ガス、東京ガス、藤田観光、住友電設、松山ベストケア、とちそう、多数。
<企業連絡会>
・2011年度、2014年度の東京人権啓発企業連絡会主催の研修会
「人権啓発・採用担当者養成講座」
・2013年~2014年度 大阪市企業人権推進協議会 各支部
・2013年度 大阪、堺「企業トップ人権啓発研修会」
・2014年度 兵庫人権啓発企業連絡会
・2015年度 埼玉人権啓発企業連絡会年度研修会
<官公庁>
国税庁、各国税局 並びに 税務署、名古屋市職員研修、上尾市役所研修 他
<自治体 (主に市民を対象にした人権講演会)>
川崎市社会福祉協議会、埼玉県久喜市教育委員会、いわき市社会福祉協議会、古河社会福祉協議会、水戸市、静岡県、長野県中野市、長野県高山村、三重県津市教育委員会一志町、三重県いなべ市、四日市市、和歌山市、滋賀県守山市、名古屋市瑞穂区役所、愛知県あま市、新潟県長岡市、新潟県福祉保健課、富山県社会福祉協議会、富山県入善町、舞鶴市、大阪府岸和田市役所、兵庫県西脇市、兵庫県尼崎市役所、岡山県井原市、山口県岩国市、香川県観音寺市役所、香川県小豆島町役場、高知県宿毛市、福岡県糸島市、熊本県、他多数。
<大学、高校、中学校>
光塩学園女子短期大学、長野県小布施市中学校、長野県高山中学校、茅ヶ崎市の小和田保育園の父母会
愛知中・高等学校 ことば遊び研究会(保育士・幼稚園教諭研修会) 他。

研究業績

≪学会発表≫
1 発表者:中野佐世子 共同研究者:田中睦子・板倉めぐみ
「統合保育に関する研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」 集団における子どもの育ちについて
日本保育学会第39回大会  1986年6月7日
2 発表者:中野佐世子 共同研究者:板倉めぐみ
「要幼児の対人関係の発達に関する一考察」
日本応用心理学会第53回  1986年9月21日
3 発表者:中野佐世子 共同研究者:小西百合子・鈴木百合子・吉川晴美
「幼児グループ活動における一考察」 保育者の関わり方について
日本家政学会第41回大会  1988年5月28日
4 発表者:中野佐世子
「手話通訳活動における人間関係の発展」
関係学会第12回大会  1989年6月17日
5 発表者:吉川晴美 共同研究者:中野佐世子
「幼児集団の発達と空間を生かした活動」 母子分離の過程と関連して
日本保育学会第45回大会  1991年5月16日
6 共同研究者:長嶋祐二・神田和幸・寺内美奈・中野佐世子
「日本手話の形態素解析とそのモデル化」
電子情報通信学会  1993年7月8日
7 共同研究者:長嶋祐二・神田和幸・寺内美奈・中野佐世子
「日本手話の形態音韻構造モデル」
情報処理学会  1993年9月
8 共同研究者:寺内美奈・長嶋祐二・中野佐世子
「日本手話学習システム構築に関する基礎検討」
情報処理学会  1993年9月
≪研究誌 (報告)≫
1 関係学会研究第18巻  1989年12月25日
「手話通訳活動における人間関係の発展」
2 関係学会研究第19巻  1990年12月25日
「第11回世界ろう者会議参加体験報告」
3 日本家政学会誌Vol.49  1997年4月
「手が語るニュース」
4 愛知中・高等学校同窓会会報誌
「目からうろこのバリアフリー」  2013年4月
5 こどもの城・会報誌「樹」
私が思うー 「子ども時代にたいせつな『素敵な大人と出逢い、多様な人々と
共に育つ』」-こと 2014年6月
6 JR西日本・社内報「JR WEST」
この人に聴く!「2015年 次のバリアフリー へ」
2015年3月
7 月刊誌「道徳と特別活動」
今、君たちに伝えたいこと「ねえ、周りをよく見てごらん」
2015年5月
8 大成建設・社内報「たいせい」ヒューマンライツ コーナーのナビゲータ
2012年より

主な著書(手話指導)

 『歌でおぼえる手話ソングブック―ともだちになるために』(鈴木出版)2000年
 『歌でおぼえる手話ソングブック2―きみとぼくのラララ』(鈴木出版)2003年
 『みんなで遊べる手話ゲームブックーだれかにあったらこんにちは』(鈴木出版)2006年
中野佐世子著書  『歌でおぼえる手話ソングブック3-あしたもあそぼう』(鈴木出版)2015年
 『ハッピーコミュニケーションのすすめ』発行2015年
障害者や高齢者など多様な個性を持つ人たちを理解し共に笑顔で生きていくために、 私たちがどの様に意識 し 行動すればよいのかを、様々な具体例を挙げながらまとめた
 「 心のバリアフリーをめざして合理的配慮と職場のコミュニケーション」 DVD を監修2018年
 「ハッピー・コミュニケーション ガイドブック 共生社会の実現のために 」を発行2020年

その他

昭和40年代、私が入学した東京都北区のA小学校 1年 2組には、知的障害のB君と肢体不自由のC子ちゃんが居ました。 他にも「足の速い子・遅い子、計算の得意な子・苦手な子、習字の上手な子・汚しちゃう子」色々な友達が居ました。私はそれが「 当たり前 」であること 、「集団のスピードについていけない人に気付き、一緒に歩んでいくことが大切なのだ」ということを 、日々の小さな体験の中で無意識のうちに学び 、育ちました。その私が高校生でボランティア活動を始め、知的障害児施設で聞こえない男子と出逢い「彼と話がしたい」一心で 手話を学び始めました。 大学では幼児教育障害児保育を専攻し、現在、東京家政学院大学では「障がい児保育」の講義を行っています。平成に入り、淑徳短期大学で介護福祉士の養成をすることを機に、高齢者の心と身体についても学び始め、 現在はルーテル学院大学や東京薬科大学で高齢者や障害者との接し方等についての講義を担当しています。手話通訳者としては、平成2年 からNHK教育テレビ現Eテレ「手話ニュース」のキャスターとして令和 3年 3月まで30年間出演 していました 。現在、 法政大学など多数の大学で特別講義を行うほか、企業や官庁の研修講師も務め、バリアフリー啓発研修講師として 全国各地の人権講演会を回っています 。